写真は横浜市磯子区にあるマンションの付帯鉄部での施工事例です。錆止め塗料は前述の弱溶剤2液変性エポキシ樹脂錆止め塗料(関西ペイント スーパーザウルス)を用いています。また
仕上塗材は弱溶剤系ウレタン樹脂塗料・・・低汚染形セラミック変性ターペン可溶ウレタン樹脂塗料(関西ペイント セラMレタン)で仕上げました。
鉄部面は寒暖の温度差や構造によって構成素材面自体の体積変化や動きが起きたりします。これが頻繁に繰り返される部位では塗膜に密着力と柔軟性が要求され
ます。ここでの使用塗料はこの点を満たしています。
鉄部面に適した仕上げ塗料に要求される特性・性能は基本的に外部木部用に使用される仕上げ塗材とほとんど変わりません。施工部位の素材が年間を通じて微妙
な体積変化が起きているなどの点で共通するからです。
長期防食のためには優れた錆止め塗料を用いるのは、もちろんのことで加えて下塗りである錆止め層を保護する意味で極力、高品位な仕上げ塗料を採用すべきで
昨今の主流となっているウレタン・シリコン系の中からでも特に適した製品を用いることが望ましいのです。
最近になってエポキシ系錆止めとウレタン系仕上げ塗料を合体させた特徴を備えた塗料が市販されています。錆止めと上塗りを使い分けることなく一種類の塗材
による施工が可能とのことですが厳密な点ではこれまで述べてきたようにそれぞれの工程での塗料を使い分ける方法のほうが勝っています。しかし作業性の面な
どには優れており一般的な住宅塗替え施工などに於いては性能的にも問題なく使用できる製品となっています。
ウレタン樹脂系塗料

低汚染形セラミック変性ターペン可溶ウレタン樹脂塗料(関西ペイント セラMレタン)
外壁のほか、SOP塗り(旧来からあるペンキ・アクリル系)を施していた木部・鉄部面にも幅広く使え、かぶり(肉もち)・仕上り感(高光沢)も良好。弱溶剤2液型