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ジプトーン・ボード天井の塗替
ジプトーンやボードの天井は新築当初は白くて綺麗なものですが数年経過すると薄汚れてきます。
ジプトーン・ボード天井の塗り替えについて
ジプトーンやボードの天井は新築当初は白くて綺麗なものですが数年経過すると薄汚れてきます。
台所などは油煙で汚れたり、まれに雨漏りなどの雨ジミの痕が残っていたりするものです。
塗装前の養生について
室内、天井の塗り替えなどの場合は周辺への塗料の飛散に大変注意が必要ですが、このように天井見切り枠などから壁面・床面にかけて全面を覆う養生をしておけば安心です。作業にも集中できるし、結果的に時間も短縮できて、仕上がりも美しいものになります
| 適応塗料について | |||
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室内での施工に用いる油性塗料は比較的刺激臭の少ない弱溶剤型の製品を選択します。弱溶剤型塗料使用のメリットは既存面のヤニ汚れなどが認められていてもシーラー処理なしに直接仕上材を複数回塗布することで仕上げることが可能な点にあります。ただし、溶剤系ですので居住者の生活している状況下での施工では十分な換気などの配慮が必要です。
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| 油性 (弱溶剤形) |
弱溶剤形特殊アクリル樹脂塗料です。NAD型塗料に分類され仕上がりは艶消し仕上げとなります。ボードのほかモルタル面、室内天井、浴室壁面などの新設・塗替え塗装に適し、防カビ剤入りで密着力もほぼシーラー無しで得られます。仕上り感・肌上がりは、きめが細かく綺麗です
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特殊セラミック変性ターペン可溶アクリル樹脂塗料 (関西ペイント セラマイルド) |
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水性塗料は可燃性の溶剤を含んでおらず臭気も少なく室内施工に向いていますが施工面素地への密着力の点で溶剤系の塗料にはやや劣ります。密着不良を防ぐために素地の汚染状況や下地素材に応じてヤニ止めシーラーなどでの下地処理を行ってから仕上げ塗材を塗布する必要があります。
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| 水性 (下塗材) |
下塗用に用いるシーラーは下地強化材と称して仕上げ塗材の吸い込みを止め、素地固めと密着力向上を目的とします。ヤニ止めシーラーは室内天井・壁面の油煙による油分やタバコなどのヤニ汚れが仕上げ塗材の付着を妨げたり、仕上げ面にシミとなってにじんでくること(ブリード現象)を防ぐ働きを持たせています。
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水性ヤニ止めシーラー (関西ペイント ストップシーラー) |
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| 水性 (仕上塗材) 全て艶消し仕上げとなります |
内装使用ではごく一般的な水性塗料で仕上がり面は艶消し仕上げとなります。合成樹脂エマルジョン塗料でEPもしくはAEPの略号で呼ばれます。安価な塗料ですが密着力の点にやや難がありシーラー処理を行っておいたほうが無難です。最近では反応硬化樹脂などを用い塗膜性能を向上させ抗菌性などの付加価値を持たせた製品なども市販されています。
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アクリルエマルジョンペイント (ロックペイント ビニロック55) |
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こちらも合成樹脂エマルジョン塗料ですが本来は壁紙用の塗替え塗料として市販されているものです。FEPの略号で呼ばれます。隠ぺい力と付着性能の点で一般的なEP塗料よりも優れているので素地の状態に問題がなければシーラー処理を省略することが出来ます。
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フレックスエマルジョンペイント (ロックペイント FEP) |
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水性反応硬化型の合成樹脂エマルジョン塗料で素地に対する隠ぺい力と付着性能の点で一般的なEP塗料よりも優れているので素地の状態に問題がなければシーラー処理を省略することが出来ます。塗装中〜塗装後のニオイが少なく、汚れに対して従来品より強い特徴を持ちます。
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水性反応硬化型エマルジョンペイント (日本ペイント 水性ケンエース) |
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塗料の密着不良を防ぐために過度の油・ヤニ汚れなどが認められる場合には事前に洗剤(中性洗剤やマジックリンなど)を用いて油分を落とす必要があります。
左写真は弱溶剤型塗料での施工によるもので選択した材料を2回塗りで仕上げます。特にシミのあった箇所などは乾燥後の状態を見てシミの痕が浮き上がってこないか確認します。
一般的に細かい入り隅などは刷毛を用いたダメ込み塗り作業を先に行いますが、乾燥の速い塗料を用いた場合、その部分が早く乾燥してしまいローラー塗りとの柄・模様の差を大きく違わせてしまうのでこのケースでは先行ダメ込み作業は必要最小限に行い、入り隅も同時に塗れるローラーで一定方向に手早く塗装してゆきます。
見切り枠などの塗装を行うときは天井仕上がり後、養生を部分撤去しながら行います。
ジプトーン天井面での比較
雨漏りによるシミの痕が大きく目立っていた天井部分を弱溶剤型塗料で塗り替えた事例。
この天井は数年前に雨漏りしてしまい雨ジミが黒く残っていました。塗料選びには水性と油性(弱溶剤形)の選択肢がありますが水性塗料を用いた場合、下塗材(水性やに止めシーラー)などを使っても後からシミが浮き上がってくるなどのケースも考えられるので油性(弱溶剤形)の塗料を使いました。
施工前
施工後
施工前
施工後
台所のボード天井面
台所のボード天井を水性塗料で塗り替えた事例。下塗にはヤニ止めシーラーを用いた。
シーラー塗布後
施工後(仕上げ塗り後)
室内天井や既存木部枠などの塗替え工事において懸案となるのが壁紙の張替えの有無です。リフォーム工事や賃貸物件の入居整備工事などでは壁紙の張替えが行われることが多く、塗装工事はその前に済ますのがほとんどで、周囲への塗料の飛散防止のための養生なども必要なだけ施せばよいのですが、お客様が入居(生活)されていて壁紙の交換はせずに天井や枠だけ塗ってほしいというケースもあります。
このような場合、家具など生活用品がそのまま設置された状況ですから未入居の場合の工事以上に養生などの手間がかかることは当然です。また、見切り枠等の塗装は壁紙を汚せない上に、壁紙との縁の部分のダメ込み塗りなどは特に慎重に行わなければなりません
浴室のボード天井面
下写真の浴室はお客様がご自身で市販の水性塗料を塗られたのですが下地素材との相性が悪く、約半年でポロポロと剥れてきたとのことです。原因は、湿気と温度変化の多い環境に置かれている浴室内で下地処理材(シーラー)を用いずに水性塗料を塗ったことによります。水性であるアクリルエマルジョン塗料(AEP)の窯業系ボード面に対する付着性は、あまり良くないので特に浴室のような劣悪環境下では付着性確保のためのシーラーによる下塗が必須です。できれば事例のように防カビ剤の含まれている弱溶剤型塗料を用いたほうがトラブルが少なくて済みます。但し施工中は換気などに注意が必要です。
劣化塗膜除去の様子 皮すきなどを用いて旧塗膜を出来る限り取り除く。 施工後
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